2021/01/20

F-LAGSTUF-F COLLABORATION INTERVIEW


今月1月23日(土)にName.の21SS COLLECTIONの立ち上げと共に、
Name.の10周年コラボ企画として、ファッションブランド『F-LAGSTUF-F(フラグスタフ)』とのコラボレーションアイテムがリリースされます。

今回はコラボレーションを行った『F-LAGSTUF-F』のデザイナーである村山靖行氏に
自身のブランドについてとコラボレーションアイテムについてお話しを伺いました。
 
 
 

『F-LAGSTUF-F』
東京を拠点にするファッションブランド。 2014年、何にもとらわれないボーダーレスな物づくりをコンセプトに活動をスタートさせる。ミリタリーやアウトドアなどの要素を含んだ、プリントアイテムを豊富に展開している。
 
F-LAGSTUF-F OFFICIAL SITE
 
 
 
『村山靖行』
(F-LAGSTUF-Fデザイナー)
 
原宿にあるヴィンテージショップのバイヤーとして活躍したのちに〈フラグスタフ〉を2014年にスタート。
音楽やストリートカルチャーを背景にクリエイションを展開する。
 
 
 
 

– はじめに『F-LAGSTUF-F』についてお聞きしてもいいですか?
 
何にもとらわれずにボーダーレスな物づくりをしていくというのが前提にあって、
『An uncategorizable genre』というワードを元に洋服を作っています。

なので様々なコラボレーションがあったり、シーズンテーマも正確に決めて作っているわけでもなく、
日に日に感じた物や興味を持った事にフォーカスを当ててコレクションを作っています。
 
 
 

– コラボレーションが本当に多いですよね。
オファーは村山さんからされるんですか?

 
半々くらいですね。最近だとエヴァンゲリヲンは自分から話しをしましたが、でも攻殻機動隊はお話を頂いたり。
Hi-STANDARDに関してはツアーを行うことを知っていたので、
グラフィックをいくつか作ってお送りしたことをきっかけにコラボに至りました。
最近はF-LAGSTUF-Fとして、個人としてのADのお仕事も少しずつ行っています。
 
 
 

– 『SONIC YOUTH』とのコラボレーションは村山さんからお声をかけたんですか?
 
それに関しては自分から『こういう物を作りたいんですけど、出来ますか!?』という形で連絡をしました。
コラボレーションに関しては自分がやりたいと思うところを大事にしていて、
そこには『”F-LAGSTUF-F”がハマるのか』、『やりたいと思う関係性』というのを意識しています。
それとコラボする時は極力、自分のブランドの色を出さないようにしています。
グラフィックの落とし込み方にウチのブランドらしさを表現しますが、
コラボ先のファンの目線で考えてグラフィックをデザインしています。
グラフィックの雰囲気でF-LAGSTUF-Fと分かってもらえたらいいなと。
 
 
 
– すごく素敵ですね。
電影少女など漫画のコマをプリントしていたのは漫画ファンにとって嬉しいと思います。

 
オフィシャルでそう言ったことができるのが強みかもしれないですね。
アニメにはなく漫画だからこそできるグラフィックの表現も面白いなと思っていて、
ファッションとしても勿論ですがオタク要素もあるのでどちらの楽しみ方もできます。
 
 
 
 
 

– Name.とはどんなきっかけでコラボレーションすることになったんですか?
 
ディレクターの松坂くんからコラボレーションしたいと連絡をもらって、
食事をしながら話そうというところから始まりました。
それが丁度パリコレの時でName.の展示会をみて自分の気に入っているアイテムを選ばせてもらいました。
グラフィックもその時にName.のシーズンテーマやデザイナー山田くんがイメージしたものを聞いて、
そのまま翌日にクリニャン・クールのアンティークモールがあるところへネタ探しに行きました。
丁度自分もプロパガンダのテイストが気になっていて、イメージが一致したという感じですね。
 
 
 

– Name. 21S/Sのテーマの元となった『SOLARIS』の当時の広告からソースを得たんですね。
 
そこからコラージュで表現しようという発想になりました。
デザインをする時って考えても絶対に出てこなくて、ふとした時にパッと出てくるんですが
アンティークモールでイメージを収集していたのと、Name.のロゴを入れたデザインをしようと思っていたので
早めの段階で10通りくらいの案を松坂くんに送らせてもらいました。
 
 
 

– デザインを頂くのが本当に早かったです。。
そしてこれがまさにName.の色も残しながら、F-LAGSTUF-Fのデザインである。という事を改めて感じました。

 
昔の海外の雑誌や新聞の写真や広告などを材料として日々集めていて、
今回もパリで手に入れた資料とSOLARISの広告やポスターを掛け合わせてデザインしました。
イメージソースにしているものを細かく読み取って、似た要素を重ねていくことで
コラージュのデザインは絶対よくなると思っています。
 
 
 

 
元々SF的な要素のデザインも好きで、自分の中では”サークル(円)”が宇宙や近未来を想像させるので、
Name.の21S/Sのテーマとマッチすると思い、今回のグラフィックデザインにメインとして使っています。
なので元々作っていたF-LAGSTUF-Fのロゴもドーナツ型で円形にしていたり。
 
 
 

– グラフィックが入っていないフリースを選ばれたのは何故ですか?。
 
Name.のフリースパーカーは僕も気に入って着ているので、コラボのアイテムに入れたくて。
過去にFour Store(F-LAGSTUF-F直営店)のオープン記念で古着を解体して製作した
パッチワークのアイテムがあって、そこで『パッチワーク = コラージュ』を連想したんです。
このパッチワークの企画自体は自分がすごく気に入っていたので、
自分が着ているName.のフリースでパッチワークができたらいいなと思って作らせてもらいました。
 
 
 

 
– “パッチワーク”と”コラージュ”の創作をリンクさせた点が魅力のアイテムですね。
話は変わりますが、F-LAGSTUF-F 21S/Sはどんなテーマで製作しましたか?

 
まず自分の頭の中に根本的にイギリスのカルチャーがあって。
例えば音楽で言うと『パンク』や『スカ』みたいにアメリカやジャマイカの物をイギリスに持ってきて…
というイギリスならではのカルチャーの作り方に元々興味がありました。
それが洋服にも重なってゆくというのを表現したくて、
アメリカの洋服をイギリス人の解釈で着た”MIX CULTURE”というのをテーマにして製作しました。
 
 
 




『F-LAGSTUF-F 2021 SPRING/SUMMER COLLECTION』
 
アメリカ古着がイギリスで流行って、それを作ったイギリス人の洋服。というイメージです。
元のカルチャーが別の場所で少し変化した様が面白くて、そこに着目しています。
 
 
 

– このシーズンでのコラボレーションも特徴的でしたね。
『GAVIN WATSON』に『鶴仙園』。テーマ通り、様々なカルチャーが交差していて見所が沢山ありました。

 
鶴仙園さんとのコラボも自分が実際にサボテンを買っている。というのがきっかけです。
サボテンの鉢を作っているspicy gemとのポットを作れたらいいなと思ってお声がけして製作してもらうことに。

植物は『グラキリス』『センナ・メリディオナリス』『パキプス』などの塊根しか集めていないです。
塊根が好きで育てやすいっていうのもあるけど、半端な物は買わずに良い物を買い続けようという考えです。
 
 
 
 

– こうやってお話していると改めてお聞きしたいのですが、
村山さんが影響を受けたカルチャーとはなんでしょうか?

 
若い頃から変わらず、音楽やスケート、服で言うと古着に影響を受けたのが始まりで、
そこはF-LAGSTU-Fの設立から今でも変わらずにアプローチし続けている部分です。

僕らが若い時代は洋服にも様々なジャンルが生まれ始めていろんな格好する人が増え始めたけど、
その時自分は古着やスケート、バンドの方が興味があって。
『その人達は何を着ているんだろう』みたいなところから探って服を買ったりしていました。
 
 
 

– 釣りはいつ頃から始めたんですか?
 
地元が漁師町だから元々海釣りには行ってたんですけど、
バス釣り自体は新潟では環境的にやりたくてもできなかったので、
東京にいる周りの人間から影響を受けてここ数年で始めました。

海釣りと違ってバス釣りにはゲーム性があって、
自分が狙ったポイントにルアーを通して引いた時に魚が出てきたら面白い。
頭で考えた理想がハマった瞬間が最高に楽しいんです。
最近は食べたい魚を釣るのも楽しくて、海釣りも再開しました。
 
 
 

– その釣りの熱意からもコラボレーションが生まれましたね。
 
『AbuGarcia』とのコラボレーションも漫画やアニメの時も、基本的に好きなことを仕事にしていて、
プライベートでもやりたいことを仕事に絡めて行くのがアパレルの面白さだと思います。

好きなものを仕事にしていくことでファン目線でみることができるので、
過去に見たものや得たものを提案したり、その上でデザインを起こすのが楽しいですね。

あと実践で使うのが好きなんです。
釣りにもフェスにもいくのでそこで得た経験を糧にしています。
『こういのがあったらいいな。』って思って作って、実践で試してちょっと凹んで。。
でもそれが改良につながってまたリリースする時もあります。
 
 
 

– プライベートから得た物が”F-LAGSTUF-Fらしさ”になっていて、見たり着たりしている側も楽しいです。
最後にお聞きしたかったのですが、今後F-LAGSTUF-FやFour Storeとしてどんな事にトライしていきたいですか?

 
2月14日にブランドが7周年なのでそこで何か出来ないかなというのと、
あとは今回コラボした鶴仙園さんと植物の販売イベントを行いたいですね。
Four Storeをオープンさせてイベントらしい事ができていなかったので。。
ブランドがコラボした物は自分がやりたいと思ったことなので、
直営店を通してイベントを行う事でFour Storeの存在もやっと見出していけると思います。
 
 

ブランドとしては引き続きコラボレーションを継続していく事です。
次の『GAVIN WATSON』もスキンズのリアルな写真をどうしても使いたくて
instagramのDMで直接やりとりした事からコラボに至ったので、
常に自分の”やりたい”って思う気持ちを忘れずに動いていきたいですね。
 
今までは国内を大事にしていたし今後も一番大事な部分ですが、様々な可能性を広げていきたいので
海外でも特にアジア圏を中心に強みであるグラフィックを筆頭にしてF-LAGSTUF-Fを伝えて行こうと思います。
ひとつひとつの商品に対してしっかりと説明ができる様な物だけを作っていくことがユーザーに対しての敬意だと考えています。
 
 
 
 

 
F-LAGSTUF-Fの魅力が十分に伝わる素晴らしいお話がお聞きできました。
コラボレーションなど、今後の展開も非常に楽しみです。

直営店である”Four Store”はName.からも非常に近い位置にあります。
今週23日(土)からFour Storeでも『Dickies x F-LAGSTUF-F』のコラボ商品がリリースされる予定です。
Name.STOREへご来店されるご予定の方は是非Four StoreでもF-LAGSTUF-Fの世界観を楽しんでみてください。
 
 

『Four Store』
〒153-0042
東京都目黒区青葉台 1-21-9
tel:03-6455-0448
 
 
 
 

F-LAGSTUF-F x Name.のコラボレーションアイテムは1月23日(土)から発売開始です。
Name.の直営店では23日から4周連続でコラボ商品が入荷します。
 
 
 

F-LAGSTUF-F x Name. PATCHWORK FLEECE HALF ZIP PULLOVER
 
第一弾はマルチカラーでパッチワーク切り替えを施したフリースパーカーがリリースされます。
Name.の定番フリースパーカーのボディでF-LAGSTUF-Fのパッチワークアイテムをソースに製作されたアイテムです。
発売前ですがName.のオンラインストアでも商品情報を記載しているので是非ご覧ください。